一般財団法人文民教育協会 子供の文化研究所が発行する月刊紙「子どもの文化」の表紙と挿絵を3年間制作しました。その一部をご紹介します。

青い森の奥深く
月の光に照らされて
星の花が咲いたから
何だかそわそわ
星月夜の音楽会は
夜が明けるまで
ひたすら続いたの

月の光に誘われて
妖精たちが
目を覚ましたよ
きらきら きらきら
なんて綺麗なんだろう

雨が降ると
花や草や根っこたちの
チリチリ チリチリ
喜ぶ声がする
“今日は素敵なことがおこりそう!”

しあわせって小さなことの
積み重ねでできているのかも?
すぐに忘れてしまうような
あたたかいキス、微笑み、
穏やかなまなざし、心からの褒め言葉、
そして数えきれないちょっとした
楽しい考えや嬉しい気持ちとか。
きっとそうだよ。

ふわっと香る風が
心地よくて
白い蝶が頬を染めた

世界にはたくさんの
秘密があると思うけれど、
この洞窟の秘密は
とてもすごいんだ。
これから行って確かめてくるからね。

こうやって
寝転んでいると
いろんな音が
聞こえるの
みんな、みんな
生きているんだね。

変わらないこと
全てを伝える
言葉はなくて
ただ支えたいって
そう、思えるから

ドキドキするけれど、
今までいっぱい練習してきたんだから、
きっと大丈夫、大丈夫だよ。